「技術で未来を描く」 量産車の心臓部を設計するエンジニアの挑戦

アルテンジャパン ‐ 大内さん自動車設計エンジニア

地元で見た憧れを胸に、自動車設計という最前線へ。
世界基準の法規とスピード感の中で、量産車の“形”を決める責任を背負い、
挑戦を重ねる中での成長や仕事への向き合い方について語っていただきました。


アルテンジャパンを選んだ理由は?

大学では工学部で材料力学を専攻し、卒業後はずっと機械設計エンジニアとしてキャリアを積んできました。新卒では機械工具メーカーに入り、ドリルなどの切削工具の形状開発を担当していました。

アルテンジャパンには転職で入社し、今年で5年目になります。

結婚を機に地元の栃木に戻ることを決めたのが、転職のきっかけでした。地元には大手自動車メーカーの研究所やサーキット場があり、昔から自動車設計に憧れがありました。

転職活動では「地元から通えること」と「自動車開発に携われること」の2つを軸に探していました。メーカーへの転職も考えましたが、性格的に“いろいろ経験したい”タイプなので、技術者派遣という働き方に興味を持ちました。

複数社から内定を得る中で、最終的に選んだのがアルテンジャパン。
決め手は、提示条件の良さと成長企業ならではの裁量の大きさでした。
また、親会社がフランスで規模も大きく、外資系らしい安定感があったことも安心材料でした。

入社前は派遣切りの不安もありましたが、実際に働く中で安定した環境があることを知り、その懸念はすぐに消えました。

現在はどのような業務に従事していますか?

現在は自動車メーカーで、量産車のシャーシ設計を担当しています。これまでにガソリンタンクや、ステアリング周りの開発を担当しています。実際に車を走らせて評価することもあり、机上だけではない“リアルなものづくり”に携わっています。

ガソリンタンクは衝突安全や漏れ防止など、厳しい法規制をクリアしなければならず、国や地域によって法規が異なるため、海外拠点とのやり取りも多いです。英語でのメールや会議も日常的で、アメリカ・タイ・中国など、世界とつながりながら開発を進めていました。

また、設計では周辺部品との干渉や製造上の制約など、理論だけでは解決できない課題も多く、他部署との調整力が求められます。理系の知識以上に、コミュニケーション力が重要だと感じています。

1日の働き方は?

派遣先では出社と在宅を選べますが、機械設計は試作テストや現物確認が多いため、基本的に出社しています。

勤務時間はフレックス制で、家族の体調不良で早く帰ることもありますし、海外との会議がある日は夜に調整することもあります。僕は朝型なので、8時前には出社して仕事を始めることが多いです。

1日の流れは、朝のメールチェックから始まり、CADでのモデリング、会議、試作テストの同伴など。最後に翌日のタスクを整理してから帰るのがルーティンです。

仕事で意識しているのは、「3〜5年で信頼を得る」ということ。派遣という立場だからこそ、遅刻しない、記録を残す、約束事を守るといった基本を徹底しています。開発データは後任者に引き継げるように整理しておくことも大切です。

達成感を感じる瞬間は?

最も達成感を感じる瞬間は、量産図面に自分の名前が載ったとき。

初めて自分の名前が載った量産図面を発行できたときは、本当に嬉しかったです。街で自分が設計した車を見ると、「あの車、僕の図面が入っているんだ」と誇らしくなります。

フルモデルチェンジは4〜5年かかる長期プロジェクト。

その分、完成したときの達成感は格別です。

また、派遣先の方からCADスキルを褒めていただくことも多く、特に作業スピードや形状変更の精度を評価してもらっています。経験を積むことで“形の塩梅”がわかるようになってきたのは、自分の強みだと感じています。

今後のキャリアは?

今後のキャリアについては、スペシャリストとして技術を極めるか、マネジメントに進むか、正直まだ迷っています。現在は20名ほどのチームでリーダーを任されていて、管理職にも興味がありますが、もう少し開発の最前線を経験したい気持ちもあります。

また、アルテンジャパンはIT領域も強い会社なので、ITにも興味が出てきました。基本情報技術者試験を受ける予定で、今勉強しています。わからないことを学ぶのが好きなので、教科書を開いて「なんだこれ?」と思う瞬間が楽しいんです。

将来的にマネジメントをするなら、機械以外の知識も必要になると思うので、幅広く学んでいきたいと考えています。

どんな方がアルテンジャパンに向いていると思いますか?

アルテンジャパンは成長企業なので、大手よりも裁量が大きいと感じています。決まった仕事をこつこつやるより、幅広い経験を積んでステップアップしたい人には向いている環境です。

資格制度も充実していて、転職で入る方にとっては特に魅力的だと思います。e-learningもあり、強制ではなく“自分のペースで学べる”のがありがたいです。

案件の幅も広く、レベル感も自分に合っていました。入社時に「開発がいい」と希望したところ、今の案件を提案してもらい、希望通りの配属になりました。 育休も希望通り取得でき、派遣という働き方だからこそ柔軟に人員調整ができるというメリットもあります。育休中に子どもの成長を間近で見られたことは、人生の中でも大きな財産です。

あなたを支える“軸”はなんですか?

僕には「家庭」「仕事」「剣道」という3つの軸があります。

家庭では、昔のように“男は仕事、女は家事”という時代ではないと思っているので、平日は早朝に家事をしたり、できるだけ負担を分担するようにしています。

剣道は中学から続けていて、今は地域クラブで指導員としても活動しています。4段の受審も控えています。剣道をしていると無心になれて、仕事のストレスが消えたり、ふとアイデアが浮かんだりする。僕にとって欠かせない存在です。

この3つの軸のバランスを大切にしていますが、時には仕事や剣道に偏ってしまうこともあります。そんなときは夫婦で相談しながら、お互いに支え合っています。